本日は、以前レヴューしたVFC G19Xのハンマーハウジング内のスプリングを交換して、日本の低圧ガスでも快調に動作するようにカスタムしていきたいと思います。
海外製のガスブローバックガンをお持ちの方は、夏場は何とか作動するものの、気温が低くなってくる季節になると、国産メーカーの物に比べて動作性能が極端に悪くなるのを感じてらっしゃる方が多いのではないでしょうか?
海外製のガスブローバックガンはJP仕様と日本向けをうたっていても、ほとんどが海外の高圧ガス向けに作られています。
そのため、リコイルスプリングやハンマースプリングなどは非常に固く、高圧ガス仕様のままになってることが多いので、日本のフロンガスなどでは快調に作動はしてくれません。
そこで、ハンマーハウジング内のスプリング類を、マルイ製品と同等のテンションの物に交換してみようと、重い腰を上げた次第です。w
AIP インナースプリング スペアセット G17/G22/G26/G34 ・品番:AIP-GK-13
ハンマースプリング、ノッカーロックスプリング、シアートーションが各2セット入っています。
このスプリングセットが東京マルイのグロックシリーズ用のインナースプリングとテンションがほぼ同じ位らしいので、使って見る事にしました。
本当はマルイの純正パーツを取り寄せてみようと思ったのですが、パーツリストから品番を書いてメーカーに送り、手元にパーツが届くのは早くても2~3週間は掛かると思うので、代替えできそうなパーツが無いかなと探していたところ、AIPのスプリングセットが見つかったので購入することにしました。
通常分解します。
フレームのハンマーハウジングを固定しているピンを、画像の方向から抜いいきます。ピンの片側にローレット加工がされているので、抜く方向に注意して抜きます。
ハンマーハウジングを留めているプラスネジも緩めて抜くと、ハンマーハウジングがフレームから外せます。
丸で囲んでるところの、ノッカーロックスプリングが飛んで行くのでゆっくりと注意して抜いていきます。
ハンマースプリング、シアートーションの掛かり方、各パーツの配置を把握しておきます。
ノッカーロックスプリングを外しておきます。
シアーとシアートーションを、ハンマーハウジングの下のピンを抜き取り外します。
ピンの向きは有りませんので、どちら側からでも抜けます。
ハンマーハウジングの上のピンを抜くと、ハンマーとバルブノッカーが外れます。
ピンは右端から押し込んで抜いていきます。ピンに段差が有るので方向は分かります。
後はハンマースプリング、ノッカーロックスプリング、シアートーションをAIPのスプリングに交換していきます。
逆手順で組み立てていきます。ハンマーハウジングの組み立ては、ある程度の力技とコツを必要とするので、最初はちょっと苦戦するかもしれませんが、コツがつかめると以外に簡単に組み立てれるようになります。
特にハンマースプリングを取り付けたハンマーとバルブノッカーのピンを入れるときには、ピンを直接入れるのでは無く、ピンのかわりに長めの六角レンチなどを差し込んで、レンチをガイドにピンを入れていくようにしないと、なかなかピンを差し込むことが難しいです。
ハンマーハウジングの組み立てが完了しましたら、フレームに戻してピンとプラスネジで固定します。
今回、AIPのスプリングセットは東京マルイグロックシリーズ用となっていましたが、VFC 19Xにも問題なく使うことができました。
スプリングを交換しての作動のほうは、ノーマルとは違い軽い力でもスライドを引くことができるようになり、ブローバックもかなり冷えてる状態のマガジンでも、スライドストップが掛かるようになりました。(室温16℃位でも、空撃ちでスライドストップが掛かりました。)
今回はリコイルスプリングを交換せずに、ハンマーハウジング内のスプリングだけを交換しましたが、VFC以外の海外製ガスブローバックガンにも非常に効果的だと思います。
リコイルスプリングを交換して弱い物にすると、スライドの戻りが悪くなり、ブローバックがもっさりと感じてしまうのですが、ハンマーハウジング内のスプリングの交換は、ブローバックがもっさりするような弊害も無く、とてもオススメのカスタムだと思いました。
なお、組み立ての時の参考画像も載せたかったのですが、ついつい作業に没頭してしまい撮り忘れてしまいました。😂
カスタム難易度は、電動ガンのメカBOXを開けれる方だったら、全然大丈夫な感じだと思われます。
海外製のガスブローバックガンで、作動があまり良くない場合、一度試されてみてはいかがでしょうか!
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